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ラジオの深夜放送のリクエスト葉書で〈祝日に殺人の列車が走る〉という十津川宛の挑戦状が届けられた。
寝台特急「北陸」から消えた男は、石の鉢を抱いた死体で発見された。2カ月後ビルから転落した男は、緑色の炎につつまれた。
久し振りに声の便りを寄こした親友の相談ごととは、先踪した夫を捜してくれという頼みだった。
山奥深く、湖のほとりに宿が1軒。泊り客の1人、のぞき趣味の男が潜望鏡を女風呂に仕掛け、隠微な楽しみに耽っていた。
深大寺桃子は一流と呼ばれる私大の3年生。深大寺財閥の一人娘で、いまは親元から離れてひとり暮らし。
「あんただ!あんたがそうだ!」浮浪者の薄汚れた手がアラン医師の手を握った。
ダ・タイ・バオ―ベトナムに古来より伝わる奇跡の癒しの力。
ラインハルト・フォン・ミューゼルは18歳、階級は准将で10代にして「閣下」と呼ばれ、彼に随従するキルヒアイスはまだ大尉の身である。
晩秋の雨の夜、カナダ沿岸部の森の中でのどを切り裂かれた女の死体が発見された。
〈拷問者組合〉を追放され、流刑地スラックスからも逃走したセヴェリアンは、今また黄昏に沈む惑星ウールスの荒野を旅していた。
―ニューヨークの北東、ロングアイランド島の高級リゾート地、ハンプトン・ビーチに埋められていた男の死体。
イベントキャスターの葉月麻子は惚れっぽいのが、タマにキズ。こんどは警視庁の佐分利刑事に胸キュンなのだ。
“ハードボイルド・ミステリーの始祖”としてますます評価が高まり、ハメット・ブーム到来の観さえある彼の長篇“デビュー作”―狂騒的な地獄絵図のような『ブラッド・マネー』と異色の短篇を6篇収録。
音なく、においなき忍びの世界の熱情と戦慄!野望を秘めて上洛の機をうかがう武田信玄と織田信長との激突のかげで、はげしく生きる忍者二人、半四郎と於蝶。
警視庁の西本刑事は恋人ゆう子と、箱根にむかう小田急ロマンスカーに乗っていた。
トッドは明るい性格の頭の良い高校生だった。ある日、古い印刷物で見たことのあるナチ戦犯の顔を街で見つけた。
「タカハシノヤツ…」深夜、新宿で殺された滝沢武彦が遺した死の伝言!現場に居合わせたOL草西英のある情報で捜査する岡部警部は、人格者と謳われた滝沢に不正経理の疑いをもった。
東京原宿午前4時、始発直前の地下鉄表参道駅の線路上で、カラスについばまれた無惨な男の刺殺体が発見された。
山陰地方を走る6つのローカル線と大阪駅に、流れ着いた女性のバラバラ死体!なぜか首はついに発見されなかった。
〈コウノトリでペレストロイカをつぶす〉KGB東京駐在部が日本人工作員から得た極秘レポートの奇妙な一節にモスクワの本部は色めきった。
離婚した夫が連れ去った息子を取り戻してほしい。―スペンサーにとっては簡単な仕事だった。
マサチュセッツ州のど真ん中に小さな町ホイートンで、コカイン密売の調査報道をしていた新聞記者が射殺され、睾丸を切り取られるという事件が起こった。
ある寒い晩、3人のひとり暮しの老人が死んだ―パリンダーは運動場の泥濘に倒れ、ディークスは入浴中を何者かに襲われ、自転車に乗ったウェスタマンは車に衝突し、息を引き取る前にこう罵った。
私、八手真名子、14歳。アイドルやってます!ナマイキッとか、ワガママッとか、いわれてるけど、いいじゃない。
世界初の小型電卓の開発で、一躍急成長をとげた白藤三兄弟たちが経営する大手OAメーカー〈ルコー〉。
老舗の和菓子屋に入り婿してから20年余、女房に先立たれた男が昔、修業時代に愛した年上の女を偶然見つけた。
15年戦争中から敗戦後現在までの日本人の魂の変遷(発展)を抽出。無神論的・唯物論的にして宗教的な物の樹立を―。
“豪華客船へいあん丸の旅”に参加した、酒場の美人マダム青野瑠璃子が、最初の寄港地沖縄で何者かに襲われた。
神田の貧乏長屋につどう大道芸人ものごい連中が、砂絵のセンセーの指揮でとりくむ事件のかずかず。
弁護士作家・和久峻三が法律知識の全てを注ぎこんだ裁判ミステリー。実際の調書形式を忠実に踏襲し、判事の立場で推理する本。
粉雪が舞う飛騨高山の民芸館で、若い女性の死体が発見された。被害者は阿井今日子。
会社から横領した1億円を持って北海道へ逃げた古谷伸行は、いつのまにか警察から殺人犯として追われる身になっていた。
上野発・特急「ゆうづる5号」の個室寝台で新井が偶然同室した美女が姿を消し、盛岡駅近くで背中を刺されて死んでいた。
発想を中世以来の様式に求めながら、老と若、女と男、光と闇、そして夢と現実とのありうべからざる交錯と混沌とを、底光りのする言葉に紡ぎ出した新たなる幻想的連作綺譚5篇。
東京・渋谷で画廊を経営する村上康雄は、同じビルの喫茶店のレジ係・斎原茜が絵を描くことを知り、急速に恋に陥ち、結婚することになった。
経済省に勤めるOL・我妻章子。彼女は、弟の伸一が呪術でサラ金業者・水上を殺そうとしているのを知り、心を痛めていた。
東京湾、民間飛行競技大会で激しく競り合い、同時にパラシュートで降りた2人の美貌の青年こそ、宿命の仇敵同士である。
信州・諏訪湖畔に毒殺死体!被害者は、殺人で指名手配中の永沢洋三だった。現場から採取された謎の指紋。
女友達と関係したバーテンの水田を強請りに出かけたビデオカメラマン村上洋一は、逆に叩きのめされてしまった。翌日―。
レジャーセンターの建設現場で古代の遺跡が発掘された。地下に封じられていた小部屋にはおびただしい骸骨が…。
歌麿の「幻の傑作」が発見された? 美術界をゆるがすかもしれぬ事件に雑誌編集者の杉原は勇み立ち、研究家の塔馬双太郎の助手をたのむ。
トラベル・ライター瓜生慎と真由子は珍妙な新婚旅行を終えて、旅行誌「鉄路」の取材で奥黒部峡谷に向かった。
隅田川近辺の川岸に建つ石とレンガの古色蒼然たる3階建ての洋館―元は正方形の屋敷だったものを対角線で真二つにしたため、付近の人々から三角屋敷とも三角館とも呼ばれる蛭蜂一族の洋館で、1月下旬の雪の日の深夜、突如として1発の銃声が鳴り響いた。
大学時代の仲良しグループ・男女6人が京都へグルメ旅行に出かけた。が、旅行中、仲間の2人が殺された。
清朝最後の皇帝溥儀の紫禁城退去の混乱期に故宮博物院の秘宝にうまれ変わった香炉と、玉器彫りの青年の波乱の人生を描く「青玉獅子香炉」と、「方壷園」「大南営」「九雷渓」「落日孤雲」など直木賞受賞作と16本の珠玉の中・短篇。
友人の死に導かれ夜明けの穴にうずくまる僕。地獄を所有し、安保闘争で傷ついた鷹四。
アフガニスタン国境付近で秘密任務を執行中、トラウトマン大佐がソ連軍に捕えられた。
将軍のあやまちを正すためには赤穂浪士の吉良邸討ち入りを成功させるほかないと判断した月森十兵衛は、同じ〔秘命〕をおびる大身旗本・中根正冬と秘策を練る。
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